【初心者向け】お金を回すってどういうこと?サルでもわかる経済の話

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「お金を回す」とか「経済を回す」とかよく言われるけどイマイチよくわからない…。お金を使って経済を刺激するってどういうこと?自分もいい大人だし、社会のことをもっとよく理解したい!

 

こういった疑問に答えていきます。

この記事は、「知の巨人」として知られているジャーナリスト・池上彰さんの著書を参考にしています。

経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ
池上 彰
海竜社
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本記事の主な内容

・①「買う」という行動が経済を回す

・②日本の不景気って誰が悪いの?

・③これからの日本について。

「買う」という行動が経済を回す

私たちにとって「買い物」って毎日当たり前に行なっていますよね。実は、この何気ない買い物こそ、日本を回す重要な経済活動なのです。

金は天下の回りもの」という言葉もあるように、お金は世の中をぐるぐると回っています。人の手から手へ渡り歩き、たまたまあなたの元へ来る。しかし今度は夕飯の買い物をするためにスーパーのレジに消えていく。そして次の人へお金が渡る。

こうしてお金が回り、経済は回るのです。

「経済ってこんなもの!」
ってイメージを掴んでもらうために解説していくよ
イエッサー!わかりやすいように頼むぜ!

 

わかりやすいように具体例を出します。

あなたは1ヶ月仕事をして20万円の給料をもらいます。

その1万円で洋服を買いました。

その1万円は企業に、店員に、メーカーに分配されます。

そうしてたくさんの人から得た利益の一部が社員のお給料となります。

今度は、その店員が消費者として、レストランで1万円の食事をします。

次はこの1万円がレストランを経営する企業に、店員に、産地の人に分配されます。

また、利益の一部が社員のお給料となり、その社員は何かの「買い物」を行います。

 

おそらく、あなたもこのようにお金を得て、お金を使っているはずです。

つまり、あなたの買い物が誰かの生活を支えているということです。

 

しかしもし、お金を使わなかったらどうでしょうか?

将来年金がもらえるかわからないし貯金しよう・・・
節約して家庭のために貯金をしないと
欲しい商品だけど、もっと安く売ってるかもしれないから今はヤメよう

こうしてお金を使うことをためらうことってありますよね。これは個人個人にとっては当然の考え方です。しかし、みんながそういう行動を取ると困ったことが起きます。

国民の多くが将来のために貯金をします。

企業はモノやサービスが売れなくなります。

モノやサービスが売れないから値段を下げて売ろうとします。

すると企業の利益が減ってしまいます。

企業の利益が減れば、必然的に社員の給料も減ります。

給料が少なくなったことで更にお金を使わなくなります。

 

こうして経済がどんどん回らなくなっていくのです。

俗に言うデフレです。

このことを経済用語で「合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)」といいます。

個人にとっては合理的な行動でも、みんなが同じことをすると、結果的にみんなにとって集うの悪いことになってしまう、ということ。

じゃあ商品やサービスを買いまくれば経済は回るの?

あなたがお金を使うことによって経済が動きます。

とはいえ、手当たり次第にモノを買っても、それで世の中を正しく動かしていることにはなりません。

続いて、世の中を正しく動かすお金の使い方を紹介していきます!

 

モノが売れないのは企業にとって非常に厳しいもの。

しかし、逆にいえば、それだけ企業同士の競争が激しくなり、それぞれの企業が「売れるもの」を作るために更に努力することを意味します。

当然、その競争を勝ち抜いて生き延びるのは、本当に消費者の欲しいものを提供できている企業だけです。なので、みんなにとって本当に良いものを作れば、再びものが売れるようになり、徐々に経済が回るようになっていきます。景気が良くなるということですね。

常に景気が良いに越したことはありませんが、世の中というのは、景気が良すぎると一転して不景気になり、競争に負けた企業が姿を消すと、やがて再び好景気になるというように、ぐるぐると循環しているのです。

バブル期のような好景気は贅肉のつきすぎた状態で、太りすぎて不健康になったから、少し大変だけど頑張ってダイエットしなければ、という状況が今の不景気とも言えるな!
(こいつ、、池上さんの本の例え、そのままパクりやがった・・・)

消費活動とは企業への投票権

では、私たちの欲しいものを提供できる企業はどうしたら競争を勝ち抜けるでしょう?

それは私たちが本当に欲しいと思うものを、よく吟味(ぎんみ)して買うことです。

消費者であるあなたの鋭い目、厳しいチョイスが、世の中のダメな企業を追い出し、本当に良い企業を発展させるからです。

この本では、そのことを経済における投票活動と言っています。

ある商品を買うということは、その商品を製造、販売している企業に一票を投じるようなものなんです。

だからこそ、私たちにとっていらない企業をなんとなく当選させてしまうのではなく、しっかり買うものを吟味して私たちにとって必要な企業を当選させる努力をしたいですね。

それが、みんながより良く生きるために大切なことになります。

「良い買い物」と「悪い買い物」の違いは?

っても、どうやって選べば良いかイマイチわからん。。。
そんなに難しく考えないで大丈夫!

衝動買い、贅沢、浪費、などマイナスイメージのある「お金の使い方」もあるため難しく考えがちですが、結局のところ、買って「ああ、良かったな」と思えれば、それは良い買い物をしたということです。

「今週は仕事頑張ったから、ちょっと贅沢して行きたかったレストランに行こう!」と思い、それで満足できれば、それは良い買い物だし、逆に、後悔してしまった場合は、自分が満足できないものにお金を使ってしまったということなので悪い買い物をしたということになります。

贅沢だろうと、衝動買いだろうと、それがあなたを満足させる買い物なのかどうかをしっかり見定めることが大切です。

それに、お金を使って精神的に安らいだり、イライラを解消できれば、「また明日から頑張ろう」という活力を得ることができますからね!

その活力は、明日からの仕事にも発揮され、結局は世の中の生産力を上げることにつながります。

よし!社会に貢献するために美味いもの食いまくるぞ!!
大義名分にするのは良いが、ほどほどにしないとまた給料日前に泣くことになるぞw

経済学の言葉でこれを「労働力の再生産」と言います。

日本の不景気は誰が悪い?

「そうは言っても買い物をするお金の余裕がないよ!」

現代はこういう若者も非常に多く感じます。はい、私もその1人です(泣)

経済を回すために家や車を買ったり、子供を育てたりだってしたいけど、いかんせん金がねえ!!何が若者の〇〇離れじゃ!!ただ金がないだけだぞ!!!
大変申し訳ございません。アザラシが荒ぶっておりますがお気にせず。。
・・・はっ!すまん取り乱した。

 

 

まあ、気持ちはわかります・・・

日本経済はバブル経済崩壊後の1990年以降、不景気に突入し今でも不景気です。

よく「失われた10年」とか「失われた20年」なんて言葉で語られますが、それほどまでにバブル崩壊前の勢いを取り戻せていないのが現状です。

でも、そもそもなんで不景気になってしまったのでしょうか。
ここからは不景気の原因についても解説していこうと思います。

お金を回すのは銀行の役目

実は、不景気の原因は銀行です。

私たちにとって、銀行ってとても身近ですが、実際何をやっているのかよくわからない場所じゃないですか?お金を預かってもらったり、家や車を買うときにお金を貸してくれたり、その程度の認識の人も多いと多います。

ハカセも最近までそうだったもんな!プークスクスww
よーし!表に出ようかクソアザラシ・・・

しかし、銀行は世の中を回す大切な役割を担っているのです。まずは、不景気の原因をわかりやすくするため、銀行の仕事について簡単に解説していきます!

お金を借りたい人と貸したい人の仲介役

銀行の仕事は、決して国民からお金を預かって保管するだけではありません。

なんとなくイメージで、大きな金庫に預かったお金を入れているような感じがしますが、銀行は、私たちから預かったお金を企業に貸しているのです。

え!?なんで勝手にそんなことやってんの?おれのお金は!?
まあまあ焦るなって、順を追って説明してくから!

銀行とは、企業にお金を貸すことも仕事の一つなんです。

つまりあなたは、銀行が人に貸すお金を、銀行に貸しているということになります。

銀行は、あなたのお金を他人に貸すという仲介役をすることで、大切な社会的役割を果たしているのです。

お金を、貸したい(預けたい)人と借りたい人を結びつけるのが銀行の仕事。

みんなのお金を保管しているわけではないので、国民みんなが一斉に銀行からお金を下ろしたら、銀行って潰れちゃうんです(笑)

企業育てのプロフェッショナル

銀行が企業にお金を貸してるのはわかった。でも企業に貸すことでどんな社会的役割を果たしているの??
突然だけど、「トヨタ」や「ユニクロ」って知ってるか?
そりゃ、そんな大企業なら誰でも知ってるでしょ!
実は、この会社が生まれたのも銀行の大きな功績なんだよ!

たとえば、あなたは大富豪の息子で、めちゃくちゃお金を持っているとしましょう。

でもこんなたくさんのお金使わないし、安全に増やす方法ないかな?

続いて、あるところにBくんという、あなたとは面識の一切ない赤の他人がいたとします。

ヤバい、、めっちゃ良いビジネス思いついちゃった!でも資金が無いんだよな、、、

こんなときに登場するのが銀行です。

貸したい人と、借りたい人を結びつけ、世の中にお金を回しているのです。

でもさー、、お金貨してBくんがビジネス失敗しちゃったらどうすんの?
お!良いとこに気づいたね!それが銀行の本来の仕事なんだ!

銀行はお金を貸すという仕事柄、お金を貸す相手が信用できるか、つまり成功するか、利益を上げてお金を返してくれるかどうかを見極める能力が求められます。

お金を貸したいと思っているあなたに代わって、安全な貸し出し先を見つけ出す責任があるのです。

だから、こうして銀行から信用を得て、お金を貸してもらった「トヨタ」や「ユニクロ」は、自社のビジネスをどんどん拡大させ、今では誰でも知っている大企業となったわけです。

銀行の役割

銀行はあなたから集めたお金を成功できそうな企業を見極めて貸している。

社会の中でお金を貸したい人と借りたい人を結びつける仲介役であり、可能性のある企業を育てるプロフェッショナルでもあるんです。

銀行の大誤算が不景気の原因に

ここまでで銀行の仕事について分かってもらえた?
まあ、ざっくりとわかったよ!
今回はざっくりと分かってもらえればOK

それでは、そんな銀行が原因で、どうして日本は不景気になってしまったのかご説明しましょう。

先ほど「銀行はお金を貸す企業が本当に成功するか見極める必要がある」と言いましたね。

しかし、実際に100%見極められることなんて不可能です。

未来予知でも出来れば違うんですけどね。

じゃあもし貸した企業が失敗したらどうなるの?
一言で言えば、銀行が肩代わりすることになるってこと。

これを「不良債権(ふりょうさいけん)」と呼びます。

不景気の原因を一言で言うと、この不良債権というリスクを背負いたくない銀行が、担保(たんぽ)を持ってる企業ばかりにお金を貸したということなんです。

担保とは、万が一お金が返せなくなったときのために、銀行が企業にあらかじめ要求するものです。

企業の自社ビルや、経営者の家・土地などが一般的ですね。

業績が思うように伸びず、銀行への返済が不可能だとみなされると、銀行はその担保を取り上げ、それを売ったお金で、戻ってこないお金の穴埋めにします。

だから、その企業の将来性を見ないで、担保を基準にお金を貸してきたということですね。

でもそれがなんで不景気と繋がるの??
簡単に言えば、世の中に出回るお金が減ってしまったからだね。

 

銀行が「将来有望な企業を見つけて育てる」という、本来の仕事をしていた場合、世の中はこんなふうに回ります。

銀行が将来有望な企業を見つけお金を貸す(融資する)。

その企業が成功し、利益を社会に還元する。

その企業が生み出すものを多くの人が買い、世の中に出回るお金が増える。

成功した企業が事業を広げれば、さらに人を雇うことができる。

雇われた人々は給料を受け取り、さまざまな買い物ができる。

こうして良い循環が生まれます。

 

しかし、「将来有望な企業を見つけて育てる」という、本来の仕事がおろそかになってしまった場合。

担保を持つ会社にだけお金を貸す(融資をする)

企業の将来性を見るのがおそろかになり失敗する会社が出る

返済不可能だとみなした会社の担保を取り上げる

利益を社会に還元できないまま企業が倒産する

”良い商品”が生まれないため、買い物の量が減り、世の中に出回るお金も減る。

不良債権のリスクを嫌い、担保の有無のみを基準にしてしまった結果です。

しかも、土地の値段が下がった今では、担保を売っても、とうてい融資した金額には届きません。

銀行の思惑が、見事にはずれてしまったわけです。

もちろん、不況の原因が全て銀行にあるわけではありません。

しかし、役割をきちんと果たせなかった罪が大きいことは、確かでしょう。

これからの日本はどうなるの?

ここまでの話を簡単にまとめると・・・

・「買い物」こそ、世の中を回すとても大切な経済活動。

・消費活動とは、企業への投票権なので、鋭い目を持って買い物を楽しもう。

・不景気の大きな原因は、銀行が本来の仕事を怠ったせい。

これからの日本はどうなっていくのか正直わかりませんが、2019年10月には消費税が8%→10%に増税され、さらに私たちの消費が落ち込むことが予想されますね。

お金を使いたくても使えないから、どんどん景気が悪くなっていくかもしれません。

しかし、ここまで読んでくれた人は分かってくれたと思いますが、結局世の中を回すのは国民です。

「政府がどうにかしてくれる」

なんて思ってしまいがちですが、私たち国民がもっと世の中を知り、企業に対しても、政府に対しても、厳しく鋭い目で見ていく必要があります。

ここでは、増税が言いとか悪いとか言うつもりはありませんが、そういった悩みや不安を解消するためにも世の中のことに常に関心を持っていたいですね。

私も最近までは、世の中のことを全く興味がなく、自分にはあまり関係ないことだと思っていました。しかし、私たち国民に直接かかわってくるのが政治なので、これからは色々と勉強していきたいと思います。

それはこのブログでも共有していきますので、是非これからも見てくれると幸いです!